環境が変われば、技術の出し方も変わる。それを受け入れられるか、自分たちの中で処理できるか。そこが、選手として、チームとして、問われている。
相手の特長は何だ?
ピッチは人工芝か?土か?スリップするのか?風は?風向きは?雨は降るのか?審判の基準はどうだ?
そして、誰と一緒にピッチに立つのか?ベンチにいるのか?
そういう全ての条件は、自分たちにとって「敵」じゃない。「言い訳」にするものでもない。それをどう自分たちの「味方」にするか。そこに「準備」と「積み上げ」の意味がある。
こういう環境で、自分のプレーを出せるか。苦しい中でも自分を律して、仲間とつながれるか。そのために、日々の練習がある。試合は、積み上げの確認の場所。その前に「土台」がなければ、崩れるだけだ。「試合で学ぶ」なんて甘いことは言わない。学ぶ準備ができている選手だけが、試合から何かを得られる。
今日という一日は、ただの1試合じゃない。
「自分たちのチーム」を、自分たちの手で積み上げる一歩だ。しっかりと、ピッチで証明していこう。
