本日の試合を振り返って
子どもたちは、練習すればするほどプレー中に見える景色が変わってきました。時間の使い方、判断の質、楽しさの感じ方まで、少しずつ変化しています。
しかしその変化は、全員に同じようには現れません。「練習量」練習への「取り組み方」の差が、ゲームでの違いとなって見えてきています。ミーティングで答えを知っていることと、それをゲームで実行し続けられることは、まったく別のことであることも少しずつ理解してきているように感じました。40分間、相手よりも早く、正確に、考え、走り、技術を出し、挑み続けられるか。相手の強さも、暑さも、関係ありません。またその中で「本当の競争」が生まれてきている部分も出てきました。
試合では自分たちが相手よりもボールを正確に扱うことです。
ボールや相手に扱われてはいけません。ボールを追う側になれば、走ることすらつらくなる。相手に合わせてしまえば、判断も、姿勢も、すべてが受け身になる。
サッカーは「楽をするスポーツ」ではありません。「楽しむスポーツ」です。
楽しくなるためには、時間が必要です。相手よりも上手くないといけない。仲間よりも上手くないと試合には出られない。技術をつけるには信じて続ける力が必要です。
そして「うまくなる」というのは個人の話だけではありません。チームとして、どううまくなるか。個人練習だけでは成立しない部分です。サッカーとはそういうスポーツです。そこに少しずつ、子どもたちは気づき始めています。
小学生年代は変化が表れる年代でもありますが、その変化には周囲の大人の理解が必要です。いろいろな犠牲があるかと思いますが、子どもたちの成長でお返しできるよう頑張りますので、引き続きよろしくお願いします。
